JOURNAL コラム
2023.10.26 エンジニア

Gitコマンド早見表!今日から使える基本操作の解説付き!

こんにちは!新卒エンジニアのMです。
よくGitのコマンドを忘れてしまうので、Gitコマンド早見表を作ってみました。
初めてGitに触れる方向けの説明も記載しています!
このシートで一つずつコマンドを覚えていって、一緒にgitマスターを目指しましょう!

初めてのGit

ステップ1:ローカルリポジトリの作成

git init を実行することで、ローカルリポジトリの初期化を行うことができます。
また、同時にGitの操作に必要なファイルも全て作成されるので、その領域でのGitの操作を可能にします。

git init #ローカルリポジトリの初期化と.gitファイルの作成

 

ステップ2:作業用ブランチの作成

新たに作業を行う時は新しくブランチを作成します。
ブランチを分けることにより、複数人で作業をした時にお互いの作業に影響を与えずに済みます。
また、作業ごとにブランチを分けることで、エラーが発生した時の対応がしやすくなります。

git branch <ブランチ名> #新規ブランチの作成
git checkout <ブランチ名> #ブランチの切り替え

 

ステップ3:ファイルのステージング

ステージングとは、コミット(保存)するファイルを登録することを指します。
git add を実行することで、ファイルごとに選択してステージングを行うことができます。

git add <ファイル名> #任意のファイルをステージングできる
git add -A #gitの操作領域にあるすべてのファイルをステージングする

 

ステップ4:ステージングをコミット

コミットはgitにおける保存を指し、ステージングされたファイルを同時に保存します。
コミットごとにメッセージをかけるので、後からログを見た際に、何の作業を行った際のコミットなのか一目で理解できるようにしましょう。

git commit #実行すれば、メッセージ記述用のタブが立ち上がります

 

ステップ5:過去のコミットの復元

今までコミットしたファイルを復元したい場合は、git logを実行し戻したいコミットのハッシュを確認しましょう。
この際、最新のコミットのハッシュも控えておく必要があります。(復元した際に元の状態に戻せるようにしておくため)
その後、git reset -keepにハッシュを追記して実行することで、コミットの復元を行えます。

git log
git reset -keep <過去のコミットのハッシュ>

 

ステップ6:ブランチのマージ

作業が終わったら、作業用ブランチをメインとなるブランチにマージ(統合)します。
一度メインのブランチに移動してから、マージさせたいブランチを選択します。

git merge <ブランチ名>

 

 

コマンド一覧

基本操作

git init ローカルにリポジトリを新規で作成する
git clone <リポジトリのURL> リモートリポジトリのコピーをローカルに作成する
git pull origin <ブランチ名> リモートのブランチの内容のローカルにマージ(ダウンロード)する

リモートの内容をローカルにダウンロードする。

git add <ファイル名> 選択したファイルをステージングさせ、次のコミットの対象にさせる
git add -A 全てのファイルをステージングさせる

保存するファイルを選択する。

git commit ステージングしたファイルを保存する
git commit -m “<記録のタイトル>” その場でメッセージを付けて、保存する
git commit -amend 直前のコミットを編集する形でステージを追加する

ステージングさせたファイルを保存する。

git status 一つ前のコミットから変更したファイルの一覧を表示

現在コミットの対象になっているファイルを表示

git push origin <ブランチ名> コミットした内容を、設定したブランチのリモートリポジトリにアップロードする

コミットした内容をリモートリポジトリにアップロードする。

 

ブランチの操作

分岐したブランチは他のブランチの影響を受けないので、作業ごとにブランチを分岐させ、複数の変更を同時に進めることができます。

git branch <ブランチ名> 新しいブランチの作成
git branch -d <ブランチ名> ブランチの削除を行う
git checkout <ブランチ名> ブランチの切り替えを行う
git checkout -b <ブランチ名> 新しくブランチを作成し、そのブランチへ切り替えを行う
git merge <ブランチ名> 現在いるブランチに記載したブランチをマージ(取り込む)
git rebase <ブランチ名> 現在のブランチのコミットを別ブランチに新規コミットとして追加する
git cherry-pick <コミットID> 現在作業中のブランチに別ブランチのコミットを取り込む

 

リモートのリポジトリの操作

git fetch <リポジトリ名> リモートのリポジトリの情報を取得
git diff <ファイル名> ローカルとリモートのリポジトリの差分を確認する

 

タグについて

コミットに対してタグをつけることができるコマンドです。
うまく活用することができれば、gitの参照時に今まで以上にわかりやすくなると思います。

git tag 現在あるタグの一覧を表示
git tag <タグ名> 現在のHEADが指しているコミットに記述したタグを追加
git tag <タグ名> 記述したタグに、補足説明などのコメントを追加することができる
git tag -n タグとそのコメントの一覧を表示
git tag -d <タグ名> タグの削除

 

操作の取消

git reset -soft 一つ前のコミットを取り消す
git reset -mixed 一つ前のコミットとそのステージを取り消す
git reset -hard 一つ前のコミットとそのステージ、作業ディレクトリの変更を取り消す
git reset -keep <過去のコミットのハッシュ> 選択したコミットを復元する

 

履歴の確認

git log 今までのコミットの履歴を確認
git log -decorate タグ情報を含めてコミットの履歴を表示

 

以上がGitのコマンド一覧です!
この他にも、まだまだたくさんのコマンドがありますので、興味がある方は調べてみましょう!

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